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Channel: ジミー矢島の日記 | 高円寺ライブハウス ペンギンハウス
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縄文トークショウについて 2

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家に帰ってからも私はその日初めて見た縄文のさまざまなものの姿が目に焼きついていてずうっとそのことを考えていました

「あれは・・・一体・・・何だったのだろう」

その次の日もその次の日も・・・そしてまるで催眠術にでもかかったようにその1週間後、またも井戸尻考古館を訪れました 私の顔を見た受付の女性はちょっと驚いたような顔をしていました 私のことを覚えていてくれたようでした そして今度はなんと「寒いでしょうから」・・・とわざわざ石油ストーブを持って来てくれて私が少しでも暖かく居られるようにしてくれたのです 今回はお陰で前のように寒さと闘いながらの見学では無くなりました

それでゆっくりとじっくりとそこに展示されているものすごい数の土器や土偶、矢尻や石器を監察することができました

見ればみるほどそこに描かれた模様そして土器や土偶の不思議な形にどんどん惹きこまれていきました まだ日本の「歴史」が始まるはるか前・・・学校ではそう教わってたと思います・・・普通のほとんどの人のイメージする縄文人は「毛皮をまとって石の槍を持ってウホッホと言いながらマンモスなんかを追いかけてる原始人」・・・みたいなものでしょうか 僕も大体そんなイメージでした ところが、”原始的”だと思われてた「先史時代」の人々の実際はそんなものでは無かったことが徐々に見えてきました

そしてそれらを見て知れば知るほど私の頭の中の縄文に対する謎はどんどん風船のように膨らんでしまうのです

その風船頭を抱えながらその資料館を後にしようと受付の前を通った時でした 先ほど僕のためにわざわざストーブを出してくれた受付の女性が僕に声をかけたのです

「あの、もし良かったらちょっとお茶でも召し上がっていきませんか?」


ストーブがあったとはいえやはり少し冷え込んでいた僕は喜んでその申し出を受けることにしました 通されたのは受付につながっている事務所のようなところ そこに簡素な応接セットがあってに制服を着た1人の職員が座っていて笑顔で私を迎えてくれました

ちょっと少年のような眼をした温厚でいかにも知的な感じの人物・・・それが小松さんでした

 

 

 

 

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