<さて、今日のブルースマンは
RLバーンサイド R.L. Burnside
1926年にミシシッピー州オックスフォードで生まれました。2005年に亡くなっています。本名はルーラル・リロイ・バーンサイド( Rural Leroy Burnside )です。
1967年にアーフリーに初レコーディングをしました。その後、何回かのレコーディングしましたが不発に終わります。しかし、ロバート・パーマーとデイ ヴ・スチュワートが制作した映画「ディープ・ブルース」でのライヴ映像で注目を集めます。1990年代に入りファット・ポッサムから「Bad Luck City」を発表しました。三作目のジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョンとの共演盤「A Ass Pocket Full Of Whisky」が話題になりました。1997年、1998年に来日しています 以上「ポップ&ブルース人名辞典」より転載
僕がこの人のことを知ったのは彼が初来日する直前ぐらいだった とにかく20世紀も終り近くになってまだ「こんな」モーダルで「プリミティブ」な演奏スタイルを持ったブルースマンがまだ現役で活動していた・・・ということに驚いた→これ
ミシシッピーという場所はやはり「Deep South」なんだなあ・・・と改めて思い知らされた
僕は彼のライブは結局行かなかったが、当時僕のやってた蕎麦屋「からまつ亭」の常連で僕の影響で大のブルースファンになっていた「松ちゃん」が観に行った
その感想は?と聞くと 「とにかく泥臭くてむちゃくちゃマイペースなおっちゃんでした。コンサートの最後に出演者同士でセッションをしたのだけどバーンサイドがあまりに自由にムチャクチャにやるので他のミュージシャンたちがカンカンに怒って最後はセッションが中止になるという有様で・・・」
そうそう・・・昔のブルースマンは1小節4拍なんて全然無視してたからね(笑)
僕が前に見たドキュメンタリー番組・・・確か忌野清志郎がナレーションをやっていた・・・に彼が出てきてムチャクチャ南部なまりで「俺のギターは危険だぜ!」と言ってニタっと笑うシーンが印象に残ってる
とにかくこの人の演奏を聴くといまだに南部の奥には残ってるプリミティブなブラックネスを感じるよねえ・・・まあバーンサイドも死んじゃったんで,どんどん居なくなるんだろくけどなあ