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Channel: ジミー矢島の日記 | 高円寺ライブハウス ペンギンハウス
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僕のブルースマン列伝 9

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今日は昨日に続いて僕がすごく影響を受けたブルースマン

その名は タンパ・レッド TAMPA RED

本名はハドスン・ウッドブリッジ( Hudson Woodbridge )です。曲のクレジットにある字名のハドスン・ウィッテカー( Whittaker )は母方の姓をとったものです。1990年12月25日、ジョージア州アトランタで生まれました。少年時代に祖父の住むフロリダ州タンパに移り、1920年頃にシカゴに出ました。それでタンパ・レッドと呼ばれています。
1928年に、ジョージア・トムと組んで吹き込んだ「タイト・ライク・ザット」が大ヒットし、このコンビでヴォキャリオンに80曲以上のレコーディングを行っています。1934年にはブルーバードに自己名義で、1941年からはビック・メイシオと組んでレコーディングをしましたが、ヴォキャリオン時代ほどには売れ行きが伸びなかったようです。
彼は、きめ細かく、とても美しいスライド・ギターを聞かせます。また、カズーも吹き、歌も歌うという器用さを持っています。
1981年にシカゴで亡くなっています

などという人なんだけど、とにかく戦前・・・それも初期は相棒ジョージア・トムと出したコミカルでちょっとエッチなブルースが大受け! 彼もソロ名義で多くのそういった「ホウカムブルース」を発表した

僕が好きなのはなんといっても彼のギター NATIONAL のTRICONEギターを使ったスライドは独特の音色とビブラートを利かせたまるでギターが歌ってるようなサウンド⇒こんな

僕もずいぶんと真似しようとトライイしたが、とても彼の出すサウンドには近づけない 「Guitaw Wizard」(ギターの魔術師)と言われていたのもよくわかる

そしてその特長あるハイトーンで明るい歌い方・・・ブルースマンには珍しいくらいの明るさ、それも彼の人気があったひとつだったと思う

 

しかし、40年代ごろから彼のスタイルもだいぶ変わってくる 解説にもあるようにピアニストのビッグ・メイシオと組んだ頃からしだいにダウンホームなスタイル(彼にしては)に変わってゆく

そしてソングライターとしても非凡なものを持っていた彼は「It Hurts Me too」や「Anna Lee」など戦後になってエルモア・ジェイムスなど多くのブルースマンがカバーする名曲をたくさん発表している

 

ただ、晩年特に愛妻を亡くしてからは急に元気がなくなりおまけに認知症にもなっていたようで1981年 77歳で寂しく亡くなったそうだ あの陽気で元気いっぱいな彼のブルースを思うと・・・ちょっと悲しくなる話だ


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